最近業務の効率の良い引き継ぎや、業務自体の効率を上げるため、事務関連の業務から少しずつ
マニュアル化を開始しています。まずは大まかな見出し程度で毎日の業務を日報からリストアップして、どのような事務業務が日常行われているかを注視したいと思っています。その後ある程度の業務内容量が書き出せた時点で、それぞれの業務を分類し、注意点や目的などを細かく書き込んでみては...と思います。どうしても
マニュアル化!と意気込んでしまうと、机の前で何時間も悩んでしまいがち(少なくとも私はそうなんです)ですが、日々の日報などを頼りに整理していくと、意外にリストアップも簡単なのでは?なんて楽観視しています。
一方、先日まで放映されていたTVドラマで、OLにっぽん、というドラマがありました。このドラマでは総務の業務を
中国の人材会社へアウトソーシングする....というのが話のおおまかな流れでした。ドラマの中で主人公が「
マニュアル化できないことが実は総務の業務にとって最も大切」のような事を言っていましたが、業界の差こそあれ、まさにその通りだとこの作業を通じて痛感しています。
多くの業務の中で、担当していてくれたスタッフの機転により解決したことや、そのスタッフの危機管理能力が高く、事前にトラブルを回避出来たことなど、まさに
マニュアル化できない「経験ともコツ」とも言える部分が業務には確かに存在すると思うのです。もちろん全ての業務を細分化&簡略化し、ベルトコンベア式に処理できれば、一般的に言う
マニュアルも完全に機能するのでは...と思いますが、我々のような会社規模では、スタッフ1人1人が、何役も業務を兼用しなければならず、業務の単純ベルトコンベア化は物理的に難しいのが現状です。
そういった中で、どこまでを
マニュアルとして業務情報を共有&標準化できるのか、あるいは、この作業が単なる業務のアーカイブに留まってしまうのか、成果は今後の私達のハンドリングによる部分が大きいのではないかとも思っています。
日々の
インテリアデザインとは別のジャンルの仕事ですが、これも大きく言えば「
デザイン=
設計」ではないかと自分自身に言い聞かせながら...せっせと情報を整理する日々が続いています。
もうすぐ施工中の案件の一つが完成するので、ここのところ、やや緊張気味な毎日を過ごしています。施工時には可能な限り、施工工事に目を掛けられるように様々な工夫してきましたが、一端開店してしまえば、お客様からのレスポンスが帰ってきます。当然お褒めの言葉をいただければ最高の気分ですが、逆にお叱りの言葉を頂いてしまうと、これまで何とか空間を綺麗に仕上げようと、ひたすらに努力してきたスタッフや職人の皆さん、そして依頼いただいたオーナーさんに申し訳が立ちません。残された時間を最大限に活用し、開店時間まで、可能な限りの事をしていきたいと思っています。
またオーナーさんも新規開店にあたり、相当気合いが入っていまして、OPEN前後の一週間には、
北京東三環を車で走っていれば誰でも見えるビル全体を使ったLED看板に、新規開店広告を出される予定だそうです。この
グラフィックなども今回お手伝いさせていただいているので、私達が作成した広告がどのような形で展開されるのか非常に興味があります。
これ以外にも現在
設計中の案件が、5月末を目処に次々と締切や提出を迎えます。今は未だ、進行表の通りになんとか作画なども進んでいるので、やや安心している部分もありますが、ここは言わずとしれた
中国、ちょっと気を緩めると積み上げてきたもの全てが、全く関係ない要因により一瞬で消えてしまう所です。様々なレベルで注意を怠らずに業務に励みたいと思っています。
最近の施工現場での出来事なのですが、マネージャーポジション...いわゆるホワイトカラー中国人の立ち振る舞いに非常にストレスを感じてしまいました。その現場では、その方を通じ物件管理を担当する会社と、様々な施工に関するやりとりをしなければならなかったのですが、このマネージャーが全く働いてくれない人で本当に困りました。この方、日本語を流ちょうに操り、口癖のように「日本の管理システムは素晴らしい、日本人の働き方は非常に勉強になる、日本で働いた経験のある私は中国組織になじめない」と何かあるごとに仰っているような方なんですが...。
しかし一番問題があるのは、この本人の振る舞いなのだから本当に手に負えませんでした。例を挙げればキリがないのですが、MTG内容はメモを取らない、メモを取るように要求すると部下にメモを取らせるなんて事は当たりまえ、メモを自分で取っていないので約束を忘れる。約束の件を問いただすと、今からやる、明日やるという空返事ばかり。挙げ句の果てには、当社のスタッフまで顎でこき使う始末...久々に「旧型ステレオタイプの大陸人」という感じの方でした。しかも、本人が唯一真剣にやっている事といえば、持ち込んだノートパソコンでのオンラインゲームとは、あきれて物も言えません。
確かに日本語が流ちょうに喋れるのは素晴らしいスキルだと思います。ただこの方の場合、通訳を仕事にしてる方ではないので、これではちょっと...という感じです。本来は、マネージャーのような管理ポジションの方こそ率先して働き、他の従業員の手本となるべきだと思うのですが、この国のマネージャーは、口だけで仕事を成り立たせることに意義を感じてしまう...という、旧時代からの負の遺産ともいえるような、何ともしがたい慣習が根強く残っています。
こういった部分は、いくら物が豊富になり豊かな国に発展したとはいえ、人間というレベルでは、なかなか物と同じように「急成長」というわけにはいかないようです。「他人のふり見て我がふり直せ」ではありませんが、自分自身もこのような印象を他者に与えるような事が無いように日々努力しなくては!、と心に誓った一件でした。
最近ちょっとずつ依頼が増えているのが、インテリアデコレーションです。ここでは「インテリアデコレーション」とは、よく海外ドラマ等で、劇中の成功したキャストが普通のアパートメントから豪華な別荘などに引っ越しする際、新しい別荘のインテリアへ装飾的なアドバイス...つまり壁床天井への工事を殆どすることなく、手軽に雰囲気を変える仕事を担当する...あの役柄の事を指しています。
さて依頼数が増えているとは言っても、実は上記のように単純に「別荘案件への依頼」が増えているというわけでは無くて、この依頼の増え方にはどうも二種類有るように感じています。
まず一種類目は、まさに海外ドラマでのそれと同じく、成功した方々が超豪華な別荘の調度品の配置や選別を依頼してくるケース。これは従来からも有った依頼形式なので、春という、北京においては非常に工事がしやすくなる季節が到来したとともに、案軒数が上昇したのだと思います。これは単純明快です。
もうひとつ二種類目のケースが興味深い傾向を持っており、特に店舗案件でこの傾向が強まっている感じがあるのです。これは推測の域を出ないのですが、1つ目の理由は「オリンピック閉幕以降、北京での経済発展が鈍化、追い打ちをかけるように金融危機が発生、それによる既存店の撤退や閉店によるもの」です。2つ目の理由は「上記から北京市内の地価や賃貸家賃が下落しており、新規業者の参入障壁が低くなった」ことです。3つ目の理由は「上記理由から、既存店の多店舗展開が、以前よりも安価な経費で拡大しやすくなった」ことではないでしょうか。
つまり日本で言うところの「イヌキ案件」が増加しているのだと思います。イヌキ案件は、殆ど営業していた形そのままに店舗が残りますから、業態が合致していれば、非常に安価なコストで出店が可能となりますし、それがイヌキ案件買い取りの魅力とも言えます。もちろんこれまでもイヌキ案件が無かったわけではありませんし、一定数は供給されていたと思うのですが、最近は金融危機の影響から、特に外資系メジャー資本の店舗が撤退を始めた結果、非常に空間のクオリティが整っている案件も、市場に出てくることが増えたように思います。通常これらのハイクオリティ案件は人知れず資本交代が完了し、顧客サイドから見れば、特に変わった部分も感じることなく、新規経営者へ移行している事が良くありました。しかし昨今の金融危機により、供給過多となってしまったハイクオリティ案件でさえも、その引き継ぎ手を一般市場に求める必要にせまられ、その結果、一般にも出回ってしまっているのでは...と思います。
こうなってくると、新規であれ系列店の出店であれ、これまでよりもクオリティの高い空間が、自分で作らずして簡単に手に入る状況が生まれて来ているのではと思います。そこでここで必要になってくるのは、全てを刷新するインテリアデザインもさることながら、既存のイヌキ空間を活かしながら、どのように「新規出店であることをアピールできるか」と言う点に重きがおかれます。この結果、最近の傾向である「インテリデコレーション依頼」が増加しているのではないかと思うのです。冒頭で御説明したように、私はインテリアデコレーションを「壁・床・天井への工事を殆どすることなく、手軽に雰囲気を変える事」ではないかと考えています。あるいは「費用を余りかけずに空間に潜在する効果を最大限まで引き出す事」ではないかとも思います。
まだまだこれらへの模索は始まったばかりですが、完全新規で空間を立ち上げる従来の方法への探求はもちろんのこと、手軽で安価、顧客からのニーズや時代のニーズを反映した結果とも言える、この「インテリアデコレーション」も、新しい物件への関わり方として大いに注目していきたいと思っています。
最近になって、ようやく北京も温かくなってきたせいか、案件の動きが一段と激しくなっています。とある物件ではなんだかんだと納期が一ヶ月半も早まってしまい、毎日深夜までスタッフ総出の作業が続いています。この案件総面積が10000平米ちょっとあるので、なかなか作業がしんどいです。しかも甲方プレゼン用の資料を作っていることもあり、空間の実現性以上に見栄え優先で作業をしているので、詳細検討などが進みません。現時点ではこれが最良の方法とは分かっていても、マンガを書き続けるのは非常に辛いですし、そういった作業を所員のみんなに淡々とこなしてもらう事にはいささか抵抗を憶えます。
来週にはこの作業も終わるので、施工中の現場廻りなどして気分転換(?)を図りたいところですが、実際にはどうなる事やら。一週間先の予定が見えないこの国のシステム...こういう状況では本当に改善して欲しい!と思うこともしばしばです。
またスタッフの募集も随時しているのですが、なかなか当社の理念を理解してもらい、かつ頑張り屋さんのスタッフを募集することは本当に難しいですね...とある中国人設計スタッフ曰く「面接した内の20%も合格ラインの人がいれば良い方なんじゃない?」だそうです...これを聞いて軽く気が遠くなりましたが、なんといっても我々の中にあるプランを現実の「モノ」にしてくれるスタッフは、本当に重要なポジションなので、気を抜かず日々面接に励みたいと思います。
本日は当事務所のパソコンを新調すべく、中関村という日本で言う秋葉原のような電気街へ出かけてきました。これまでも何度も来ている街なのですが、様々な街頭広告の音が入り乱れ、よく言えばもの凄く活気のある街、悪い言い方をすると凄く騒々しい街です。
さて中関村は、大型百貨店のようなビル中に小売り電気店が所狭しと軒を並べて商品を販売しています。ちょうど上野アメ横を立体的にしたような雰囲気といえば良いのでしょうか。とにかくもの凄い数の電気店が入居しており、どの電気店でも店頭で直接価格交渉が基本の購入スタイルです。このように卸売り販売形式なので、パソコンも様々な組み合わせを作る事が出来ます。このあたりの商品への選択感覚は秋葉原のそれと近いかもしれません。
さて我々は、CGパース作成専用のパソコンを新調する目的でやってきたので、価格も中国で購入するPCとしては高額な部類に入るのではないかと思います。同行したスタッフによれば、現在事務所で運用しているPCに比べ相対的に200%以上描画性能がUPするとの事ですので、これからの作業スピードの向上が非常に楽しみです。
その後目の前で「CPU・メモリ・グラフィクボード・マザーボード...」と一つ一つ商品を目視確認しながら、店長と一緒にPCを組みあげて貰うのですが、一つ一つのパーツに対し「うんちく」を語ってくれるため、また気に入らないパーツがあると交換して貰ったりもするため、一台のパソコンをくみ上げるのに2時間も費やしてしまいました。
ここではこのように直接確認をしないと、なかなか希望通りの目的にたどり着くことが出来ないので、こういった現場に居合わせると、非常に仕事の効率が悪くなってしまいます。
しかし一方で、この作業効率が悪く見える作業の中にも、中国ならではの、非常に原始的な物々交換的商売方法を垣間見ることが出来、外国人にとっては非常に面白い場所ではないかと思います。ただし毎日ここで勤める体力はさすがにありませんけれども!
これまで人材登用を考えるとき、私が最優先していた項目は、まず何よりも仕事の能力でしたが、最近はこの考えに変化が現れてきました。先日ここにも記述した「効果図作成のトレーニング」などを、しつこく繰り返せば個々の作業スキルをアップさせることは割と簡単であることに、今更ながら気がついたのです。
しかし一方で人材のパーソナリティ(人格)だけは、それまで形成されてきた人格の問題があるため、我々が思うようにコーチングすることが想像以上に難しい事に、やはり今更ながらに気がつきました。
もともと楽観的・穏やか・素直...など積極的で社交的なタイプの性格も、また一方で寡黙・怒りっぽい・卑しい・嘘をつきやすい...など内向的で消極的なタイプの性格も、短時間で形成した仕事のスキルと違い、当然それぞれの人が長い時間を形成してきた「その人そのもの」であるため、我々が短時間でどうにかしようと思っても、無理があるということです。
中国では一人っ子政策の影響からか、あるいは風土からか、協調性が無くわがままに育てられた結果...を反映した性格の人間が非常に多いように感じます。またこれは中国語(口語)に、日本語ほど尊敬語や謙譲語を使う習慣がないことも影響しているのかもしれませんが、とにかく非常に比率として多いことは確かです。
我々中小企業は、大企業ほど人材の登用や育成に時間もお金もかけることは出来ないのが常ですが、それでも中国では、この人格を最重要に考えた「じっくりと時間をかけた人材登用」が、企業のその後を大きく左右すると思う今日この頃です。
明後日2/2(月)から、旧暦の2009年度業務が始まります。まだまだ北京の街中は正月の静けさに包まれており来週から街が稼働する予感がありませんが、それでも来週は人々が一斉に動き出しあわただしい年明けとなるに違い有りません。春節休暇期間中に送信しておいた数々のメールに一斉に返信が来るのかと思うと、ちょっと怖い部分もあります。
当社では、まずは事務所内の大清掃と、2008年度分の書類整理、データ整理を少し時間をかけて行い、午後から通常業務を開始する予定です。また2009年の今年は、金融危機の余波が本格的に中国の庶民レベルまで訪れることも容易に想像できます。この余波に負けない組織作りと、堅実な組織運営を常に視野にいれながら、これまで以上に案件をお手伝いさせていただける機会に恵まれるように、事務所内外の事柄全てに一生懸命努力精進しなくては...と思います。
ここのところ春節(旧正月)前ということもあってデザイン案件とその〆切に追われており、本ブログの更新を怠ってしまいました...反省です。また業務の拡大に伴い、CADドラフティングスタッフの増員と、既存スタッフの配置転換を行いました。この配置転換が非常に良く機能し、配置転換前に比べて事務所内での作業効率が2割ほど良くなったように感じています。もちろんこの2割という数値は正確に算出した訳ではないので、個人的な主観の域を出ないのですが、この作業効率UPとともに事務所内の雰囲気も良くなったように感じます。
ビジネス書において、人材力は企業力などと評されますが、まさにそういった事を肌で体現できた機会だったと思います。一方中国進出のマニュアル書などでは、現地日系企業内における中国人の重要なポジションへの人材登用について慎重であるべき...といった論調がまだまだ根強く残っていますが、現地で現地のスタッフ達と肌で接していれば、すぐにその論調もが「ある側面の事象に過ぎない」ということが実感できると思います。
もちろん今回当事務所で起こった好変化が、どの企業でも起こりうる事だとは思いませんが、個人的にはトップダウンで行った「改善行動」を国籍分け隔て無く所員全員に共有してもらえた事は、非常に有意義なことであり、現地で活動する私達外国人にとっては大変大きな一歩だったのでは...と思います。
これまで一部の所員にしか作業を担当させていなかった効果図(CGパース)の製作を、全所員にて作業ができる環境を整えるべく、先日から効果図製作の集中トレーニングを開始しました。これまでは効果図の製作は、個人の力量の差と感性の差が出てしまうため、集中的に数人のスタッフに担当してもらっていました。
しかしこの方法だと最終的な効果図の出来映えは良いのですが、数人のスタッフのみが担当するため、製作に時間がかかること、またスタッフ同士でのデータ補完、人員の補完が効かないことが、問題にもなっていました。
そこで先日よりオペレーター関連のスタッフ全員に対し、効果図製作と毎日のトレーニングを義務づけるようにしました。するとこれまで個人の力量に効果図の出来映えが左右されると思っていた部分が、それほど個人差が見られないことも分かってきました。また社内で(日本の書店で見るような図解入りの)チュートリアル本を独自で作成し、この本の中に各人が記憶しているスキルを全て書き入れ、個人、個人が別々に体得していたテクニックを社内の共有財産として整理するよう準備しました。
現在はまだ練習も始まったばかりですので、それほど効果が現れているとは言い難い部分もありますが、確実に全員の効果図製作レベルが上がってきたと思いますし、図面しか製作していなかったスタッフにとっては、初めての経験でもありなかなかチャレンジングな事のようです。
このチュートリアルの導入と反復トレーニングによって、余りスキルが高いとは言えないスタッフにも、効果図製作の技を身につけてもらえれば事務所の生産性も向上しますし、スタッフにとっては仕事のスキルがひとつ上がるので、なかなか良いトレーニングとなっています。
これから1〜2ヶ月間かけて、住宅の
設計コンサルティングを担当することになりました。
中国でも日本と同様に、
内装工事とセットで無料で
設計を請け負う現地
工務店が多いのですが、この現地
工務店による無料
設計には大変な落とし穴があり、イメージだけ先行した現実味の欠けた
設計になってしまうことがとても多いのです。
しかし現地の
工務店だけあって、請負価格が格安の為、表面上だけ見れば凄く魅力的に映ってしまうことも確かです。そこで今回は「
設計コンサルティング」として、実際に当社で作図こそしないものの、クライアントと
工務店の打合せに立ち会い、図面から読み取れるレベルでの問題点を指摘し、
工務店へ図面の改善を促す...という
オブザーバー的な契約を結ばせていただきました。
これにより、クライアントは低価格で
内装工事を発注することが可能になり、当社では施工によるリスクを回避しつつ、案件の品質をコントロールすることが可能となります。これは現地
工務店と外国人
設計事務所、双方の利点を生かした新しい案件への取り組みスタイルとなりうるかもしれません。
昨日の出来事なのですが、受付の事務員が所内不在時にお客様から問い合わせの電話がかかってきました。これに受付不在のため、
設計担当の男性スタッフが電話対応したのですが、なんと全くその件について、不在中だった受付事務員へ報告が行っていませんでした。
かかってきた電話全てに対し報告して欲しい...とはまでは徹底できませんが、それでも営業電話とは確実に違う内容である「見込客からの電話」について、連絡先のメモすら取っていない...何一つ記録を残さない...そのことについて何の報告も無い、事にちょっと頭に来てしまいました。
日本でも一般的に「報連相」の重要性を新入社員に説いたりしますが、30歳過ぎの社会人に対して、こんな初歩的なビジネスマナーを伝えなくてはならないのか...と考えると、本当に気が遠くなってしまいます。結局今回は、所員への一斉メール配信にて、今後同様の事態の時には、報告を徹底するように注意をしましたが。
この男性スタッフ、
設計の仕事は非常に良くできるスタッフなのですが、それにしてもあまりに欠如した社会性とビジネスマナーの無さに、彼個人を飛び越し、この国の根本的な教育制度の欠陥までもが見え隠れしているような気がします。
一年近くかけて携わってきた物件が先週ついに
引き渡しとなりました。
インテリア案件において、一年という案件期間は非常に長く、またそれだけの時間に応じた大変な案件でした。クラインアントが要求するレベルにどうやっても
中国の
施工部隊が追いついてこなかったり、またどれだけ
施工監理に時間を費やしても、
施工が上手くできない箇所が続出し、足掛け10ヶ月以上、3期工事に渡ってようやく完成の運びになりました。
完成した案件は既に運用も開始され、上々の評価を頂いており、
設計施工を担当した弊社としても、ほっと胸をなで下ろしている次第です。この案件では、
日本レベルの
デザインと
施工、が案件のキーワードだったのですが、今回の3期工事を経て、ようやくその域にまで達したのではないかと思います。今回の案件では、安易に「日本のレベル」を追求してしまうと、非常に痛い目を見てしまうと言うことが、
デザイン面・
施工面・管理面と全ての面から勉強することが出来、事務所にとっても非常に有意義な物件になったのではないかと思います。
またそれだけでなく、
中国でもここまで
辛抱強く案件に携わる事ができれば、日本と同等の空間を本当に手に入れられることができるのだと、実感することもできました。
辛抱強くお待ちいただいたクライアントには本当に感謝してもしたりませんし、この無謀な要求に
辛抱強く頑張って答えてくれた当社スタッフや
施工スタッフにも本当に感謝しています。今後は、このような難しい案件を頂戴しても「もっと上手く・もっとスムーズに答えを出せます!」...と、今は声を大にして言えると確信しています。
日本レベルの
デザインと
施工をご要望の方、ぜひご連絡下さい!!!
やってしまいました...工事には十分な配慮を行っていたつもりだったのですが、先週隣人の方から工事のホコリについてお叱りの言葉を頂いてしまいました。着工前に、この隣人の方にも工事開始の挨拶回りも済ませ、お土産も持参し今回の工事内容を説明し、工事が完了するまでほんのちょっとの所でした。
その日、現場へ確認に行くと、廊下に偶然居合わせた隣人の方から、目の前にあった観葉植物の葉の上にかぶっていた埃を指さされ、こっぴどく怒られてしまいました。現場内では慎重に養生してホコリ対策をしていたのですが、事もあろうか廊下へのケアを怠ってしまいました。
今回はホコリということもあり、もしかしたら防ぎようの無かったクレームなのかもしれませんが、ここまで凄く丁寧に今件に関する仕事をしてきただけに、ショックも大きいです。現場を担当していてくれたスタッフにも大変迷惑をかけてしまいました...猛反省です。
日本から
北京へ戻ってきて、まず最初に感じたのが「街中に笑っている人が多い」という事です。もちろん、たった一週間日本へ帰っていただけなので、日本での細かな部分は分からないと言われればそれまでなのですが、それにしても不思議とそう感じました。マクロ経済はもとより、身近なミクロ経済レベルでも、厳しい状況を何人もの同業の方から伺ってきました。
今
中国では本物の日本の
サービスや商品を探して購入しよう、という人々がたくさんいます。同じ日本の
ブランド商品でも、
中国で生産されたモノは買わないという徹底ぶりです。なんというか、スーパーの契約農家さんの顔写真付き野菜のようですが、本当の話です。
個人的には、どうせ商売をするなら、欲しがってもらえる方、喜んでもらえる方に売りたい...と思いますが、いかがでしょうか。
予告通りに昨日行ってきました、
ジャパンホームショー2008。...ですが残念ながらこれといった大きな収穫は無かったのが現状です。しかし会場には沢山の
中国人の方が観覧者としても、出展者としてもいらっしゃり、多少は予想していたとはいえ、実際にその
行動力を目の当たりにして、とてもショックを受けました。また新宿近辺には、
ジャパンホームショーで配布されていた紙袋を持った
中国人の方々を数名見かけ、これにもショックを受けました。
世界の20%の人国を占める中華圏の人々の多さと、その
行動力には本当に脱帽です。
今週、11/12〜11/14まで東京ビックサイトにて開催される、ジャパンホーム+ビルディングショー2008へ
調査へ行ってこようと思います。日本で
設計に従事していたときは、単純に新しい建材や
什器、
設備の見学目的で見に行っていましたが、今回はこれらの目的に加え、
中国へも商品を
輸出してくれそうな
メーカーさんを探し出すことができたら...と考えています。
あるいは、既に
中国へ
進出済みの各
メーカーさんと名刺交換がたくさんできたら...とも考えております。とにかく
中国には、精度の良い商品が少なく非常に困ることが多いので、これらを少しでも改善できれば、今後の当社の
設計活動もより充実したものになるのは、まちがいありません。
http://www.jma.or.jp/JHBS/index.html
知的財産管理やその
保護というと少し大げさな気もしますが、コピー大国といわれる
中国ではやはりこういった知財関連の
保護は本当に大変です。日本でもこの問題については、同業の方々はじめ様々な職種の方が頭を悩まされていることと思いますが、
中国ではもはや知財の
管理は現状不可能にちかいといっても過言ではありません。
中国北京に事務所を構える当社では、
インテリアデザインに加え
グラフィックデザイン案件も重要な事業の一つなのですが、この
グラフィックデザインにおける知財
管理が特に難しいです。
先日も、とある
北京では有名な
日系企業へ
デザインの
二次利用とその流用に対し抗議を申し立てました。経緯は、当社で作成した
グラフィックデザインを無断で
二次利用し続け、更に当社で作成した
デザインをベースにしてより使いやすい形に改訂してデータを流用していたので、これはさすがにやりすぎではないか...と思い、先方担当者へ連絡を入れました。その後まだ主立った動きはありませんが、
日系企業がどのような対応を取るのか、興味深いところです。
一般的に
知的財産管理というと大企業の問題と捉えがちですが、むしろ案件一つ一つへの労力が、すぐ利益に直結する中小企業に対してこそ、こういった諸問題をスムーズにかつ安価に解決できる政令が整備されると良いと思います。
現状では所轄官庁がこのような諸問題に窓口を開いているといいつつも、結局は対応がおざなりで、申告すればするほど時間を浪費し、体力も浪費するだけで、まともに解決できる方法は無いに等しい状況ではないかと思います。
コピー大国といわれるここ
中国だからこそ、少なくとも
日系企業始め諸外国企業などの外国人事業主には、このような問題を軽視して欲しくないと思うのです。